社員ブログ
Writer
SDGs推進室
清水 さち
渡航レポ後半パートスタート!
こんにちは!
SDGs推進室の清水です。
2025年11月下旬から約1週間、ネパールのカトマンズにて、アクションプログラムの活動を行いました。
このブログでは、前回・前々回に引き続き、現地滞在中の活動の様子をお届けします。
渡航経験がある今回のメンバーは、度々起こるスケジュール変更にも慣れており、毎回臨機応変に対応していく姿も頼もしかったです。
今回は、マネタイズの観点から、活動の様子をお届けします!

現地ビジネスパートナーとのアプリ開発
これまでの現地視察での情報収集や、国内での活動を通して、カトマンズのゴミ収集の状況について学んできた結果、日本のように決まった時間に決まったゴミの種類が回収される、という仕組みが浸透していないということがわかりました。ゴミ回収業者は、住居に近づくとベルを鳴らし、それに気づいた住人は外に出て回収してらもう、そしてゴミの分別という概念がそもそもないので、回収されたゴミは、清掃トラックの荷台の中で清掃員によってその場で仕訳が行われるという流れです。そしてその中でも私たちは、「リサイクル可能な資源ゴミをどう効率よく分別回収できるか」という点に着目しました。そして、資源ごみを出す人(主に現地レストランやホテル)と、回収業者をうまくマッチングさせる事。つまり、回収業者は、まとまった資源ゴミをリサイクルする事で、仕分けの手間をかけずに収入を得る事ができ、その収入から何パーセントかを、資源ゴミを出した人にキャッシュバックする。このサイクルを一元管理できるアプリを開発し、リサイクルの推進が図れないかと考えました。

そして、前回の段階では、現地ビジネスパートナーであるIGCが中心となり、アプリのデモ版を完成させて実装実験を行いました。帰国後は、本番環境に向けて、現地とやりとりをしながら開発を進め、今回の渡航ではバージョンアップさせたアプリを持参しました。そのアプリを持って、出す側を想定しているホテル・レストランと、回収業者を訪問し、アプリを実際に触っていただき、使用勝手や改善点・要望をヒアリングしました。

出す側のアプリは、カレンダーから、都合の良い日程をタップすると、表示される利用可能な業者の中から選択して予約する、ホットペッパービューティーのHPのようなイメージです。操作は簡単なので、使い方の説明はあえて行わず、画面を見て感覚だけで使ってみていただきました。
そして、回収側のアプリについても、出す側のアプリからの予約が入った流れから、直接操作してもらい、使用感や機能の要望をヒアリングしました。
アプリとブラウザでの相互性、分別ルールの表示、メッセージ機能に加え、回収用のゴミ箱も提供や、従業員のトレーニングがあればさらに使い勝手もよく、分別が身近に感じるのではないか、という意見をいただき、前向きに検討しているところです。

ゴミ回収業界でも、アプリの活用しての運用は初めてではないのですが、あまり浸透はしていないのが現状です。前回のブログでご紹介したCleanup Nepalでもアプリを使って回収をすでに行っていたりと、私たちが開発しているアプリが画期的な施策という分けではないのですが、現地企業が取り組んでいるところにライバルとして参画するのではなく、同業者として各社の足りない機能を追加するなど、共に歩みを進められるようなアプリを開発し、2026年は本格運用を目指していきます。

6日間の活動を終えて
帰国前日の滞在6日目、実質稼働最終日のこの日も、午前中は二手に分かれて活動し、夕方は現地ビジネスパートナーのIGCと振り返りミーティングを行いました。ICGは、私たちが現地で活動するにあたり、学校との調整やワークショップの開催、アプリ開発にも携わり一緒に活動しています。はじめは文化や働き方の違いから、コミュニケーションの難しさもありましたが、今では我々の取り組みにも理解を示してくれており、なくてはならない良きパートナーです。今回の活動内容のフィードバックや課題を共有し、今後の取り組みについての意見交換を行い、帰国後の活動に向けてのエネルギーになりました。そして今後は、リモートで定期的にミーティングを行い、アプリや現地での取り組みの進捗の共有などの時間を設け、ネパールと日本でそれぞれ取り組んでいきます。

さいごに
終わってみれば、あっという間の6日間でした。
毎日イベントをこなし、たくさんの企業を訪問し、夜は気が付いたら朝になっていたメンバーもいたぐらい、充実していました。
それでも毎日、朝ロビーに集合してから夜戻るまで、ずっと真剣に取り組めるのは、ネパールの、カトマンズのゴミの課題を知ってしまったから。
知ってしまった以上、何か私たちが出来ることで課題解決の1歩になれば、、、という思いが、毎日の活動の活力になっているに違いありません。
また、アクションプログラムのメンバーは、今回の渡航メンバーだけでなく、国内にもいます。渡航中も業務の傍ら、毎日連携してコミュニケーションをとり、ある学校での清掃活動の時なんかは、日本側でも清掃活動に参加し、リモートで繋いで同時に活動も行っていました。きっと世界初の清掃活動二元中継です笑

昨年9月、カトマンズはネパールZ世代抗議デモが発生し、首相辞任にとどまらず体制崩壊につながった事件がありました。
以前であれば、どこか遠い外国のデモのニュースで終わっていたと思いますが、今はもう他人事に思えず、現地メンバーの安否がとても心配していました。
私たちが渡航したのは10月末。見る限りの生活は日常に戻っているように見えましたが、車窓からは、当時の様子が伺えるほど、象徴的なホテルや行きつけの大型スーパーも攻撃に合い、黒く焼けた状態で残っていました。そして、IGCメンバーや、訪問先のお店や企業の方と繋がりのある方が亡くなられてたり、お店が攻撃されたりというお話も聞きました。
いつ何が起こるかわからない世の中ですが、何かのきっかけで興味関心を持つことも、繋がっていく一歩なのだと思います。
つなごう笑顔・踏み出そう未来をモットーに、これからもメンバー一同、精力的に活動していきます!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ダンネバード!

