ドコモビジネス|NTTコム エンジニアリング

山田 裕之

ENGINEER

逆境でも陽気に笑う強靭なマインドで
未来を見据えた新ビジネス創出の道を往く

山田 裕之

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  • チームの難局打開に向けまずは個人のスキルを磨く

    チームの難局打開に向けまずは個人のスキルを磨く

    中学時代はサッカー部に所属していました。団体競技はチームプレーが求められる局面が多いのですが、どちらかというと個人の技を磨く方が好きでしたね。大学は建築学科に進学し、その流れで不動産会社の営業担当としてキャリアをスタートします。この仕事は完全に個人プレーで、他の従業員と数字を取り合う仕事だったので意外に性に合っていたのかもしれません。

    しかし、先輩には絶対服従という縦社会の構造が肌に合わず、生命保険、インターネット回線の営業職を経て、PCメーカーのサポート業務に就きました。当時Windows98が世に出たころで、これからはPCなどIT関係が伸びると思い、徐々にシフトを図っていった感じです。その後、派遣社員としてNTT コミュニケーションズ(以下、NTT Com)で働くことになります。カスタマーサービス部の運用保守の現場に配属され、フロントではなくオペレーターの業務効率化を後方支援するサービス運営の仕組みに携わります。

    運用保守の仕事は故障対応が大半を占めており、オペレーターが対応できない難易度の高い故障の場合は、NTT Comの技術部隊と連携して故障個所を特定し、復旧対応を行っていました。その際、未知の技術に触れられることが楽しかったですね。望んで飛び込んだITの世界ですので、わからないことを探求するのは全く苦ではなかったです。何度やっても故障を繰り返す案件では、お客さまの設備を実際に見に出向いたり、夜中に機械を設置したりといった対応も多く、デスクワークで終わらない謎解きのような業務に面白さを感じていました。

    もっと仕事を突き詰めたい思いが日増しに募っていき、NTTコムエンジニアリング(以下、コムエンジ)の正社員になりました。社員として働くようになってから、目の前に新たな世界が広がった気がします。どんな状況でも楽しんで働こうという思いが強くなり、さらに、やりたいことをまわりが支援してくれる機会も増えていきました。チームで戦うところはサッカーも会社も同じですが、いまでも、チームより先に自分が何をしたいか、どう進みたいかを考えます。そんな個人プレーを受け入れ、応援してくれる懐の深さがコムエンジの魅力です。

    2度の社内公募で自らの夢をつかみ取る

    これまで2度、社内で異動しているのですが、いずれも社内公募に名乗りを上げています。コムエンジのメインは運用保守業務ですが、ものをつくりたいという気持ちが芽生え、徐々に大きくなっていきました。そのタイミングで、ちょうど社内のDXを推進するツール開発の新部署が立ち上がることになったのです。部署や経験を問わず、メンバーを広く社内公募することになり、ここぞとばかりに志願し異動が決まりました。現部署を出ていくことに対して、後ろめたさもありましたが、自らがやりたい道を突き進んでいくスタンスを貫きました。

    新部署のソフトウェアツール開発センターに異動してからは、運用保守業務を効率化するツールの開発に携わります。ほぼ開発の経験はなかったので、ますます勉強する時間が増えていきました。最初に現場の課題をヒアリングして要件を固め、見積をつくり、合意した上で契約の流れになるのですが、少人数のチームで開発にあたるため、大変なこともありました。タイトな納期の中で毎回納期通りに収めることで、非常にいい経験が積めたと思っています。

    運用保守のDXに携わるようになってから、AIに興味を持つようになりました。そこで会社に掛け合って、AIエンジニアの証明になる「E資格」取得の講座を受講します。半年ほどみっちり勉強して合格できて、コムエンジでは第1号の取得者となりました。そんな矢先、またしてもAIを活用したソリューションを開発する新部署「未来領域ビジネス共創プロジェクト」が立ち上がることになり、社内公募を経て異動します。今思えば、タイミングにも恵まれていたのかもしれませんね。

    現部署ではAIの社会実装に向けて、お客さまの課題を解決するソリューションの開発、提案を行っています。最近では、行政に近いお客さまの資源調査をAIの画像認識を使って効率化する技術検証を進めているところです。その流れでドローンのライセンスも取得でき、いい経験になりました。こうした業務の傍ら、社内の人材育成コミュニティ「てらこや」の運営にも関わっています。いろいろな人から受けた支援の恩返しとして、これまで学んできたAIやドローンのスキル、ノウハウを社内に広く浸透させていくことも私の使命だと考えています。

    見果てぬ頂を目指す“AIのスペシャリスト”

    見果てぬ頂を目指す“AIのスペシャリスト”

    直近のトピックスとしてうれしかったことは、NTT Comの社内新規事業創出コンテスト「DigiCom(デジコン)2021」で、私の参加するチームが最優秀賞を受賞したことです。内容は世界中の「中古レコード」のオンライン売買をAIで実現するプラットフォームで、私はAIの画像認識技術を担当しました。落としどころは未定なのですが、何らかのかたちでコムエンジ発の新規ビジネスにつながればいいなと思っています。

    歳を重ねるほどに挑戦してみようという意欲は高まり続け、身体は元気になる一方です。とはいえ、AIの世界は奥が深く、正しい答えにたどり着くために膨大なトライ&エラーを積み重ねる必要があります。AIの画像認識についての知見はあるものの、上を見たらきりがなく、まだまだ自分の思い描く領域への道のりはずっと先にあります。それでも日々もがきながら突き進んでいくと、まわりも応援してくれたりします。これが、私の強みなのかもしれません。

    AIの社会実装について悲観的な見方もありますが、私はそう思いません。今後、AIを使って、ビジネスや社会の構造を変えるプロセスや利用法はどんどん出てくるでしょう。いまは部分最適の視点からの小さな改善が多いのですが、もっと俯瞰で見て大枠からメスを入れる全体最適の取り組みを進めていけばビジネスは革新され、明るい未来が広がっていくはずです。誤解されがちですが、AIは万能ではありません。できること、できないことをきちんとジャッジして提案し、腹落ちさせることがAIエンジニアに求められるスキルの1つだと思います。

    これまで私は仕事をつらいと感じたことはありません。確かに多忙な時期や、困難な局面は多々ありますが、そういう逆境であえて私は笑うようにしています。見方を変えれば、どんな状況でも仕事は楽しくできるものです。そういうマインドセットで気分を切り替えることが自然に身についているので、頂への遠い道のりを純粋に楽しみながら突き進んでいけるのではないでしょうか。

    OFF TIME

    結婚して子どもが生まれて、私生活が激変しました。以前は出かけて外食するのが好きだったのですが、いまは自宅で家族と過ごす時間を大事にしています。あまりオンとオフを切り替える意識はないので、家事をやりながら仕事のことを考えることもあります。空いた時間は、できるだけ勉強するようにしています(笑)。

    山田 裕之

    PROFILE

    山田 裕之

    山田 裕之(やまだ ひろゆき)/AIのスペシャリスト
    2014年、NTTコムエンジニアリングに入社。運用保守部門から、2度の社内公募でソフトウェアツール開発を経て、AIの社会実装を目指す未来領域ビジネス共創プロジェクトへと転身。個人のスキルで、コムエンジの新ビジネス創出にチャレンジするAIのスペシャリストである。

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