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Writer

クラウド・アプリケーション&ボイス部
矢野 博之
工夫を重ねた結果
度重なる苦労を乗り越えながら、水の循環ができていることを確認できた。
循環前のEC値0.37に対して循環後は0.11。循環前のph値7.58に対して循環後は7.22と水がきれい状態で循環できている。
その効果もあって、発芽後約3-4週間で立派なレタスが育つようになった。
循環農業システムへの挑戦は続く
IoT環境センサーのデータを活用して、高い生産性と最適な魚の数(サイズ)と野菜の収穫のバランスを探せることができれば、
循環型農業システムへの支援が可能になる。
今後の課題はいくつかある。水槽内にはタニシを飼っているが水苔の繁殖が収まらず、毎月メラニンスポンジでゴシゴシと
掃除することが大変で、水槽内の水苔対策に何か良い方法はないかと模索している。
また、水質検査は手動で行い、データをクラウドにアップしている。さすがに面倒なので、手ごろで使いやすい水質検査ソリューションも欲しい。水の蒸発対策も考えたい。意外に電力消費量も気になる。野菜栽培ゾーンから水槽に落ちる水で発電できないかなど
検討、実験を続けていきたいと考えている。
有志で始めたこの循環型農業システム施策、各自が担当する本来のエンジニアリング業務の空き時間を見つけて、進めてきた挑戦は
これからも続く。