社員ブログ

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SDGs推進室
清水 さち
猛暑の中の里山保全活動!
こんにちは!SDGs推進室の清水です。
夏の保全活動の季節がやってきました!
本イベントでは、春に植えた田んぼ周辺を生い茂っている特殊外来生物「ナガエツルノゲイトウ」の駆除作業と、竹細工、そして孟宗竹輪切り競争を行いました。
暑さ厳しい1日となりましたが、この季節ならではの体験をすることができました。
里山保全活動とは?
千葉県白井市にあるNPO法人しろい環境塾のベースキャンプにて、dBエンジ、dBS(ドコモビジネスソリューションズ)、dB(ドコモビジネスSS部)の3社合同で開催しているこちらのイベントは、春・夏・秋に年に3回、季節に合わせて、田植え・種まき、草刈り、収穫や里山ならではの体験ができるイベントです。
今回のイベントでは、3社合わせて約54名(エンジは18名!)が参加しました。
竹細工をつくろう!
暑さを考慮して、いつもより1時間早めに開始。
午前中は2つのグループに分かれて活動しました。
まずは、竹細工チーム。
あらかじめ用意していただいた、竹のパーツを使って水鉄砲を作ります。
水鉄砲を作る過程のレベルを3つに分け、小さいお子さんから大きなお子さんまでが楽しめるように工夫をしてくださいました。
細長く切った竹の先にスポンジを巻き、筒状になった竹節には小さな穴を開けます。
筒状の竹にスポンジが巻かれた竹を入れ、引っ張りながら水を吸い込み、一気に押すと、先ほど開けた小さな穴から水が発射!!
スポンジの巻き加減や筒の大きさによって勢いが異なり、みなさん微調整をしながら組み立てていました。
水に濡れてもすぐに乾くので、特に小さいお子さんは躊躇することなく、的めがけて何度も何度も遊んでいました。
また、竹細工では、あらかじめ作られた見本に沿って、竹の破片で出来たパーツを接着剤でつなぎ合わせて置物を作りました。
子供達は小さい手で小さいパーツを一生懸命つなぎ合わせ、途中で投げ出すこともなく、納得のいくまで集中しているのが印象的でした。
こうして竹のパーツを余すことなく使うことでエコにも繋がり、楽しさだけでなく、学びも得られる時間となりました。
特殊外来生物を駆除しよう!
ナガエツルノゲイトウを知っていますか?
一度聞いただけでは覚えられない名前なのですが、実はこの植物によって、近年、水田への被害が深刻化しているとのことです。
一見、他の雑草と変わらないように見えるのですが、わずか数センチの切断茎や葉の欠片からでも再生し、あっという間に繁殖し、防除が間に合わず最悪の場合収穫を断念せざるを得ないこともあるそうです。
4月に植えた私たちの田んぼも、稲と雑草の区別がつかないくらい生い茂り、ほとんどがナガエツルノゲイトウとのことでした。
見た目はかわいらしい花をさかせ、そういった影響力はないように見えるのですが、これをすべて駆除することの労力はとてつもなく大変だと実感できました。
駆除したものは白井市で回収されます。今回の約2時間では35袋ほど回収することができましたが、しかしこれは少ない方だそうで、白井環境塾ではなんと、トン単位で除去されています。
お昼は恒例の流しそうめん!
午前の作業と並行して、流しそうめんの準備も進めました。
そうめんを茹でる窯の火起こしから、そうめんを流す竹の設置まで、みんなで協力して行います。
何十束のそうめんと、副菜は畑で取れたミニトマトときゅうり、そして薬味はミョウガとネギでいただきます。
都会に住む子供達は、ここまで大規模な流しそうめんを体験する機会も多くはないですが、それは大人も同じ。
汗を流しながらみんなで食べるそうめんは格別でした!
デザートにはスイカをいただきました。とても甘くていくらでも食べられました!
最後は全員で後片付け。竹をきれいに流し、日向に当てて乾燥させます。
食べて終わりではなく、最後までみんなで行います。
孟宗竹輪切り競争!
お腹も満たされ、午後のイベント、孟宗竹輪切り競争を開催しました。
まず各社大人6名1チームと、女性&子供達のチームに分かれ、じゃんけんで勝ったチームから微妙に異なる大きさの竹を選んでいきます。
節の少し上を切り落として次の人へ回し、一番早く終わったチームから順位が決まります。
まずは大人チームからスタート!初めましての方とのチーム構成でもありましたが、竹を押さえる人、コツを伝授する人、応援する人とチームワークよく進めていきます。また、子供達の声援もパワーに繋がり、とても盛り上がりました。
そして次は女性&子供達のチーム。子供達も、初めて使うのこぎりに悪戦苦闘しながらも途中でめげることなく一生懸命切り進めます。そして最後まであきらめることなくみんなで完遂しました。
終了後は順番に、白井でとれた新鮮な野菜が配られました。
さいごに
終日気温も湿気も高く、少し動くだけでまとわりつく暑さの中、体調不良の方もおらず、無事イベントを終了することができました。
リモートワークがスタンダードになった部署も多く、気温や天候関係なく快適に働くことができる環境が整っていますが、
農家さんにはそんなことは関係なく、雨の日も風の日も暑い日も関係なく作業する必要があります。今回のナガエツルノゲイトウ駆除体験は、日頃の作業のほんの一部分に過ぎないですが、こうして作業していただいているからこそ、我々消費者がおいしくいただくことができます。
また、こうして一生懸命育てていただいた夏野菜の販売もあり、おうちでも季節を感じられるおいしいお野菜をいただくことができました。
改めて、たくさんの方の努力と苦労によって成り立っていると感じる事が出来た1日でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!