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【アクションプログラム】
マラウイ渡航レポ
~マラウイの若手起業家を応援しよう②~

SDGs アクションプログラム

2026.03.10

【アクションプログラム】<br>マラウイ渡航レポ<br>~マラウイの若手起業家を応援しよう②~

Writer

SDGs推進室

清水 さち

はじめに

こんにちは!

SDGs推進室の清水です。

さて、今回からは現地での様子と共に、実際の取り組み内容をご紹介いたします。

それではスタート!

雨季はインフラが使えない?!

私たちが渡航した時期は雨季に入ったところでした。少し先に現地入りしていたColorbathのメンバーからは、この季節停電がよくあるとは聞いていましたが、私たちも例外なく到着した日から洗礼を浴びました。それでもイベントに向けての残タスクをこなすべく、暗がりの中、PCのバッテリー残量との戦いです。そして、ホテルでは、2時間だけ予備バッテリーを駆動してくれるとのことで、その間にスマホや電化製品の充電をする必要があるため、さくっと仕事を済ませ、1日目は終了しました。

もう一つ、雨季ということで大雨も経験しました。車での移動中だったので、直撃することはなかったですが、ワイパーが通用しないほどの降水量の中、現地ドライバーは慎重に車を走らせます。そしてここでエンジンがかからない事態に。大雨の中、ボンネットを開けてて様子を見るドライバーとそれを見守るしかない私たち。次のアポがあったのが通じたのか、なんとかエンジンがかかり次の場所に向かうことができました。滞在中、エンジントラブルは何度か直面したのですが、最終的には車の周囲にいる人たちで車を後ろから押し、勢いを付けることでエンジンがかかり、そのまま走るという、現地ならではの手慣れたオペレーションも体験しました。

ホテルでは、断水があったり、お湯が出ない部屋もあったりと、前回よりもインフラ周りが不安定だったのですが、今回の滞在では改めて、インフラが整っていることのありがたさ、を身をもって感じました。

SIFA開催に向けての現地での準備

前回の渡航から、今回のイベントに向けてのスポンサー集めや、参加してくれる学生の募集を行っていたのですが、滞在中日でのイベント本番前には、参加いただく企業へ直接お伺いし、ご挨拶や意見交換を行いました。また、日本とは違い、当日まで来るかわからない文化なので、改めて、ビジネスピッチをする学生、それを審査する審査員、企業ブース出展者への連絡も直接電話をして口頭で参加の意思を確認しました。実際、学生企業ブースへ出展を予定していた学生2名と連絡が取れず、嫌な予感はしていたのですが、案の定当日は来ることはありませんでした。この辺りは、「企業しているのだから」や、「参加表明したのだから」という、当たり前が通用しないということを教訓に、今後に活かしていく必要があると感じました。
そして、イベント前日の午後、私たちも現場入りし、準備を開始しました。会場を3つに分け、メインホール、企業ブースエリア、ネットワークラウンジエリアとしました。舞台や椅子の準備は配置については、会場スタッフが行ってくれるので、私たちは全体的なレイアウトや投影の確認・細かな最終確認を行いました。並行して、ブースの業者によるブースの組み立て作業が入り、会場が出来上がってくると、私たちの士気も上がってきます。そしてここでも停電が発生したので、会場を後にし、明日の本番に備えてホテルに戻りました。

ついに迎えたSIFA当日!

お天気もよく絶好のイベント日和の当日、8時には会場に入り、最終準備に入りました。
前日には完成していなかった、各企業のブースや会場全体のレイアウトも微調整が行われており、いよいよ本番という感じが見て取れました。バナーも入り、いよいよ開場時間です!

複雑な受付は、事前に何度もオペレーションを確認しシミュレーションを行い、本番に備えたおかげでスムーズに会場に誘導することができました。会場には続々を人が入り、予定より少し遅れての開始となりましたが、これもマラウイタイム。想定の範囲内でのスタートです。

オープニングセレモニーでは、まず、マラウイ文化である「お祈り」や「開催意義」のスピーチから始まります。そして要人代表からは、マラウイの青少年・スポーツ・文化省(Ministry of Youth, Sports and Culture)大臣(当時。現・資源省(Ministry of Natural Resources)大臣)からスピーチをいただきました。
「若者は開発の周縁にいるのではなく、マラウイの発展の中心にいる。彼らが変化の担い手であり、問題解決者であり、そして自らの力でリーダーとなることができる」(出典:Malawi Broadcasting Corporation)とお話されていたことでした。

プログラムのご紹介

SIFAのメインプログラムであるMFEC(Malawi Future Entrepreneurs Challenge)には、9名の学生がビジネスピッチを行いました。
事前審査では、アイデアについての書類審査だけでなく、プレゼン能力も意識し、審査に2分間のアピール動画を追加を行いました。そして、現地の起業家、経営者など計7名に協力を求め、 ファイナリストに対してコンサルの実施も今回から導入しました。その結果、当日の発表内容の質も高まり、既存の枠にとらわれない想像力あふれる提案を披露してくれました。持ち時間10分での発表で、見事1位となった学生には、プロのコンサル会社からの企業伴走支援という副賞もあり、現地企業とも連携をとりながら、継続支援していく方向で進めています。

受賞者のピッチ内容
1位:マラウイの魅力ある文化・自然遺産を現地視点で集約したプラットフォームビジネス
2位:学生向け住居の大家と学生のマッチングサービス(ウェブサイト、アプリ)
3位:AIを利用したアクアポニックスによるグリーンハウスシステム

企業ブース:
日本・マラウイの企業/団体計18社に出展いただき、各社の商品やサービスの紹介をしていただきました。エンジからは、VRゴーグルを持参し、バーチャルな世界を体験してもらい、たくさんの方の注目を集めました。ブール出展数は18社となり、日系企業4社・現地企業12社・学生企業は2社でした。このイベントのために日本から渡航し、出展いただいた企業もありました。各ブース、参加者が積極的に立ち寄って質問を交わすなどたくさんの交流が生まれていました。

Keynote Session:
ICT、観光、農業の3つのテーマでパネルセッションを行いました。国際機関職員など、国際経験豊かなプロフェッショナルが登壇し、限られた時間の中でたくさんの事をお話いただいたのですが、会場からもたくさんの質問が飛び交い、とても有意義な時間となりました。

コミュニティカフェ:
企業を目指す学生と、起業家との1on1を行い、コーチングを受けられるプログラムです。事前予約で学生かのら応募を募り、21枠は満席。
1on1では、事前に書いてもらったワークシートを使いながら、真剣にコーチングを受けている姿が印象的でした。

SIFAを終えて・・・

全てのプログラムを終え、イベントは無事終了しました。
運営側としては、とても慌ただしく、あっという間に時間が過ぎた印象でしたが、来場したくれた学生や、企業の方が笑顔で会場を後にする様子を見ると、「やってよかった」という気持ちになります。そして嬉しいことに、来場者数は350名を超え、前回の100名を大幅に超えた人数となりました。
また、スポンサーや企業ブースに出展してくれた企業も前回とくらべて4倍以上となり、大成功といえるイベントとなりました。

以下、概要です。( )は前回
来場者数:350名超 (100名強)
スポンサー数:10社(日系3社、現地7社) (3社)
VIP:(天然資源省大臣、在マラウイエジプト大使、LUANAR大学(マラウイでは1・2を争う大規模大学)副学長など(在マラウイ大使、在アメリカ大使)
起業伴走支援数:2 (0)
出展ブース数:18団体 (4団体)

そして、イベント中はテレビ局の取材も入り、翌日のニュースや参加した大学・企業のSNSにもイベントの様子がレポートされ、リロングウェ市や参加大学にとって、とても大きなイベントを成功させてたということを実感することが出来ました。


さいごに

イベント中は、お天気にも恵まれ、停電起きず、何の不自由もなく終える事ができました。
これも一重に、運営チームの頑張りが届いたのだと思います。

そしていよいよ滞在もあと1日。
次回は、イベントの振り返りや今後の取り組みについての様子と、参加者からのアンケート結果をご紹介したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!
ジコモ!

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