NTTコミュニケーションズグループ

石井 賢司

未来ワーキング

冷静沈着な所作に潜む熱い情熱を燃やし
コムエンジの未来を鮮やかに染め上げる

石井 賢司

ピュアな好奇心でITの最前線に身を投じる

ピュアな好奇心でITの最前線に身を投じる

もともとスナップ写真を撮るのが好きだったこともあり、大学卒業後はカメラ用品チェーン店で働きました。撮影機材の販売やプリントサービス、スタジオ撮影などを提供する総合的な店舗です。4年ほど勤めて店長になり、お店を回す多忙な日々を送っていたころに転機が訪れます。デジタルカメラの普及により、稼ぎ頭のプリントサービスの収益が縮小してきたのです。今後のデジタル化の流れを見据えて、写真業界からの転身を決めました。

転職にあたり業界を検討していたところ、IT業界が目にとまりました。その理由は単純で、「ネットワークの仕組みはどうなっているのか」興味を持ったことです。ちょうど急速にインターネットが普及し、携帯端末が進化を遂げている時期で、どんどん生活が便利になっていました。その仕組みを知りたいという好奇心に押され、派遣社員として法人向けネットワークのフロント対応の仕事に就きました。回線の開通から故障対応を受け付ける窓口として、各セクションと連携しながらお客さまの回線を確実につなぎ、安定運用する業務です。社会インフラを支えるという、やりがいも後押ししました。

興味があって飛び込んだITの世界ですが、当初は何もわかりません。周りの上司や同僚に丁寧に教えてもらい、ようやくスキルが身に着いていきました。おかげで業務の知識とともに、当初の目的だったネットワークやモバイル通信の仕組みの大枠が理解でき、携帯電話であっても基地局から先は物理的な回線でつながっている事実を突き止めます(笑)。とはいえ、まだまだわからないことが多く、さらに突き詰めていく必要があると感じていました。

そんなフロント業務に従事しているころ、NTTコムエンジニアリング(以下、コムエンジ)が事業拡大に向けて中途採用の社員を募集していることを知ります。この波に乗るしかないと応募したところ、運よく採用されました。本当にいいタイミングだったと思います(笑)。

自然災害時でも社会インフラを支え続ける責務

コムエンジ入社後も、基本的には前職と同じ個社別のフロント業務に従事していて、現在は、金融系や公共系のお客さまを担当しています。万一回線が故障すれば、甚大な損害が発生し、ともすれば国の運営にも影響を与える最重要なインフラです。日々、回線の品質向上を図り、改善活動やメンバー育成といったフロント業務全般を取りまとめています。やりがいがある反面、常に緊張感や責任感と隣り合わせのプレッシャーも感じています。

いくら品質向上の取り組みを推進しても、地震や台風など突発的な自然災害は成す術がなく、大規模な回線故障が発生します。たとえば土砂崩れで電柱が倒れてケーブルが断線してしまったら、通信が途絶えてしまいます。重要なのは、そこからいかに早く復旧させるかです。お客さまも自然災害に起因する故障は、ある程度我慢はしていただけるのですが、フロントとしては故障の状況を把握して、一刻も早くお客さまに正確な情報を伝えることが災害時の重要なミッションです。正確な情報を迅速にお知らせできれば、お客さま側でも何らかの対処が行えるようになるからです。

東日本大震災をはじめ、北海道地震、広島・千葉の集中豪雨など、これまでさまざまな災害に直面してきました。このような非常時では回線のみならず、電気などのインフラも被災しますので、回線が復旧しても油断はできません。大規模停電の影響で通信拠点への給電が途絶え、回線がつながらない事態を招く恐れもあります。日々、各セクションと連携しながら最新の状況を把握しつつ、慎重な対応を進めていきます。

どんな長時間故障でも、必ず復旧する瞬間は訪れます。フロント担当の本音としては、緊急モードから通常モードに戻るほっとする瞬間です。一方で統制や設備、設計、開通、フロントといった多くの担当が連携し、全力で取り組み、社会的に重要なインフラを迅速に復旧させることは、コムエンジの底力を発揮した成果であり、大きな達成感を感じます。私たちは日々の業務の延長で、当たり前のように粛々と災害対応を行いますが、客観的に見れば、私たちが考えている以上に大きな社会的価値があるのではと思っています。

自然災害時でも社会インフラを支え続ける責務

コムエンジの未来をユニークに染め上げる挑戦

コムエンジの未来をユニークに染め上げる挑戦

私は、入社以来一貫してフロント業務を突き詰めてきました。正直、担当業務のスキルアップを追求してきたため、コムエンジの他部署の業務については知らないことが多いです。そんな私が「未来ワーキング」にアサインされるとは、まさに青天の霹靂でした。メンバーについては、各部署でリーダーシップを発揮している社員が集められたという印象です。私はどうして自分がと思いましたが、極めて重要なお客さまの専任フロントとして現場を束ねていますので、そこを買われたのかもしれません。

未来ワーキングのメンバーとの顔合わせは、刺激的で楽しいひと時でした。未来について、リミッターを外して自由な意見交換ができたことは非常に有意義でしたね。さまざまな担当業務のメンバーと話すことで、世界が一気に広がりました。私にはフロント業務の道を突き進む選択肢しかないと思っていたのですが、それが揺らいだのも事実です。多様な業務を知ることで、いずれ転身するのもありかなと考えるようになりました。もしそれがそもそもの会社の狙いだとしたら、うまくハマった感じですね(笑)。

未来ワーキングの中で、私は「働き方を考える」サブワーキングに所属しています。私が働くサービスフロントユニットは、24時間365日、誰かしらが現場で働いています。災害などの非常時はともかく、通常時は人が付きっきりで働く必要はないと考えています。たとえば自動化を推し進めれば、煩雑な管理項目を処理する稼働が軽減できるかもしれません。あるいは海外にオフショア拠点を設立し、フロント業務を分散すれば、世界各地の日中帯で処理できる環境を構築できるでしょう。海外で働くという道もできそうです。このような取り組みを具現化して、コムエンジの働き方を変えていくことができればと考えています。

もうひとつ、実現したいことはコムエンジ独自のカラーを出すことです。メンバーとの顔合わせの際、現在のコムエンジのイメージを語り合いました。「真面目な会社である反面、際立った特色がない」というのが、ほぼメンバー共通の答えでした。ユニークな働き方であってもいいし、コムエンジらしく稼ぐ方法でもいい、世間をあっと驚かせるDXを創出してもいいでしょう。何らかの方法でコムエンジの未来を、独自のカラーで染め上げていく挑戦を続けていきたいと思っています。

しかしながら、現状は自由気ままにアイデアを出しつつ、少しずつ具体化を進めている状況です。それらの種が芽を出し、花を咲かせ、実らせることは容易ではありません。高い壁に阻まれることもあるでしょう。「今は、後で活きてくる」は、私の好きな言葉です。たとえ失敗を重ねることがあったとしても、続けていくことで未来に必ず活きてきます。これは、私自身がこれまで仕事で証明してきた信条でもあります。

◇OFF TIME
コロナ禍で外出が難しい状況ですが、休日は妻や息子と一緒にドライブに出かけるのが楽しみです。息子は水族館や動物園がお気に入りで、八景島シーパラダイスの年間パスポートも持っています。いずれは、学生時代によく通ったスキーやスノーボードにも連れてきたいですね。

石井 賢司

PROFILE

石井 賢司

2014年にNTTコムエンジニアリングに入社。以来、一貫して個社別フロント業務に従事し、現在は現場責任者として品質向上に向けて包括的な取り組みを指揮している。本人は否定するが、いかなる状況であっても慌てることなく冷静な判断が下せる芯の強さを持つ。

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