ドコモビジネス|NTTドコモビジネスエンジニアリング

渡辺 亜美

未来ワーキング

迷っても、まず一歩
その背中が、次の挑戦を生む

渡辺 亜美

覚悟を決めて難局を乗り切る

覚悟を決めて難局を乗り切る

NTTドコモビジネスエンジニアリング(以下、dBE)へ入社した決め手は、ワークライフバランスが良く働きやすい環境があることと、チャレンジできる風土があることに魅力を感じたことでした。就職活動をする中でも、先輩社員の生き生きとした様子が印象的で、この環境であればやりがいを持って働けると思えました。

とはいえ、大学でも技術専攻ではなかったため最初は少々苦労しました。最初の配属先は法人営業だったため、自社のサービスを勉強しつつ、お客さまの業界についても理解を深める必要がありましたが、技術や用語が分からない中でも、お客さまの困りごとを徹底的に聞き込み、現場と対話しながら少しずつ学んでいきました。

その後はグローバル回線の構築やコンタクトセンターのマネジメントなど異なる領域を経験しましたが、その中でも特に印象深い体験があります。コンタクトセンターのマネジメント業務を担当している際に、主要サービスのシステム更改がありました。各ステークホルダーが、できるだけスムーズにサービスを移行できるよう頭を悩ませるのですが、どうやっても一部のお客さまにご協力をいただかないとサービス移行が進まない状況であることが分かりました。我々はお客さまのフロントに立つ担当でしたので、本来だったら方針の再検討をお願いするところですが、更改期限も迫っており、やらざるを得ない状況に。1週間で影響範囲の洗い出しからステークホルダーの調整、体制構築まで完了し、何とか大きなトラブルもなく更改を完了させました。

サービス側の担当者からは「渡辺さんだけが『わかりました!やりましょう』と言ってくれて助かった。これからどんな問題があっても協力する」と言われたことが忘れられません。実は私もやりたくなかったのですが(笑)、できる方法を考えて協力しないと進みませんので、ここであらためて「覚悟を決める」ことの重要性を痛感した記憶があります。

会社を成長させる新規事業開発の領域へ

コンタクトセンターのマネジメントを経て、次に配属されたのが新規事業開発の部署でした。きっかけは「docomo academy」という研修へ参加したことです。そこで、これまで自分が知らなかった世界のさまざまな話を聞く中で、多くの事業が成熟し常に変化が起こる現代において、新しい価値をどこから生み出すのか、その問いを持ち動いていくことが自分の仕事ではないかと考えるようになりました。

「docomo academy」ではたくさんの仲間やメンターに支えられ、約300人の参加者の中からファイナリストの9人に選んでいただきましたので、その勢いで本業でも新しい価値を生み出す活動がしたいと思い、新規事業開発の部署に異動する流れになったのです。

そこでは、主に製造業のお客さまとの共創プロジェクトを進めました。属人化された業務をテクノロジーで可視化・自動化したプロジェクトでは、現場のリアルとじっくり向き合いながら、仮説と実証を繰り返すことで突破口が見えました。自社のプロダクトとして展示会にも出展し、会社のミッションである「夢×人×技術=未来」を体現できた瞬間だと感じました。

現在は別担当での新規事業開発に携わっていますが、また新しいチームで1からスタートしていますので、すべてが手探りの中で、dBEならではの強みを、どういった領域に展開すべきかをあれこれ考えています。たとえば、当社の強みの1つであるコンタクトセンターの運用保守ノウハウは、どういった業界に求められているかという観点で、展示会で声をかけたお客さまにヒアリングをしたり、検証するという取り組みを進めています。結果が出るのは、まだまだこれからですが、まずは覚悟を決めてやってみる。そうすれば、自然にいい風が吹いてくると信じています。

会社を成長させる新規事業開発の領域へ

「挑戦の文化」を根付かせたい

「挑戦の文化」を根付かせたい

未来ワーキングは、現在10人のメンバーで活動しています。今期の未来ワーキングのミッションは、会社のことを深く知り、将来的にどういう会社を目指してくのかを考えること。事業、人材、文化などさまざまな観点から議論を重ね、施策を実現していくことが主な活動です。

入社から変わらずにdBEに抱いている印象は、「とにかく真面目で人が良い」ということです。でもその良さが、挑戦や変化に対して“慎重すぎる空気”にもつながってしまうことがあり、そこには少し物足りなさや、もったいなさを感じています。そこで、未来ワーキングでは自分自身が一歩を踏み出す姿を体現すること、そして「やってみてもいいんだ」と感じてもらえる空気をつくることを個人的な目標に掲げています。

ワーキング内に閉じず、社内外のさまざまな人やチームと触れ合いながら、1つずつ少しずつ挑戦していくことで、慎重さと大胆さを兼ね備えたチームになると信じています。

外の世界で視野を広げる

将来的には、会社を成長させるための針路を設計していく業務に従事したいと考えています。そのために必要なのが、より視野を広げ新しい学びを続けること、そして“答えを決め過ぎずに考える”という余白を持って物事に向き合うことです。

これを短期間で実現する方法の1つが、海外に出ることです。これまでアジア諸国を旅して異なる価値観や文化に触れる中で、思考の幅が広がった実感があります。今後も世界のさまざまな国を訪れ、大好きなクラフトビールを飲みながら現地の人とも交流し、刺激と学びを得ていく予定です。

仕事も人生も、とにかく行動しなければ何も起こりません。失敗してもいいと覚悟を決め、まずはやってみれば、きっと仕事も人生も楽しくなると考えています。

OFF TIME
大学の体育会剣道部でコーチをしています。一生懸命に剣道と向き合う学生はもちろん、交流のある他大学の指導陣仲間など会社とは関係ないところで刺激と学びを得られることが新鮮です。またクラフトビールが好きで、仕事終わりや休日にはいろいろなお店で楽しんでいます。ビール好きが集まる場所には面白い人が集まっていて、その場で意気投合して別のお店に行くようなこともあります。

渡辺 亜美

PROFILE

渡辺 亜美

NTTドコモビジネスエンジニアリングにて新規事業開発に従事。営業・技術・マネジメントの各領域を経験しながら、多様な現場の声と向き合い、新しい価値をつくる挑戦を続けている。剣道で鍛えた「一歩を踏み出す覚悟」は、今も変わらず、自身の行動を支える矜持となっている。

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