ドコモビジネス|NTTドコモビジネスエンジニアリング

小野 亜加利

未来ワーキング

「思い立ったが吉日」で自ら挑戦の場を求めつつ
情報の“見える化”で社内の連帯感を高めたい

小野 亜加利

父譲りのPC好きと機械いじり好きが<br>進路のきっかけに

父譲りのPC好きと機械いじり好きが
進路のきっかけに

生まれは香川県で、海のそばで育ちました。そのせいか、いまでも海や山などの自然の中に身を置くと気持ちが落ち着きます。父の影響で、小学生のときからPCに触れ、最初はゲームで遊んでいたのですが、徐々にインターネットの世界を知るようになります。さまざまな情報をスピーディに得られることが面白くて、のめり込んでいったことを覚えています。

父は機械いじりが好きで、休日には高専で開催されていた電子回路を組み立てる子ども向けの体験イベントにも連れていってくれました。そのような日々を過ごすうちに、PCや機械いじりが好きになり、高専に進学します。高専では、回路設計や無線通信、プログラミング、ネットワークなど情報通信分野の知識を幅広く学びました。加えて実験や演習を通じて、実践的な技術も身に付けました。もともと、好きな領域でしたので、毎日が楽しくて興味や関心が尽きることはなかったです。

就職活動は、学んできた情報通信分野の知識を生かせる仕事に就いて、広く社会に貢献したいという思いから、ターゲットを大手のIT企業に絞りました。合同企業説明会に参加して就職先を探していた際、NTTドコモビジネスエンジニアリング(以下、dBE)の仕事内容に興味を持ちました。人事担当者の方が親身に対応してくださったことや、リクルーターとしてかかわってくださったOGの先輩から、社風や働く環境について直接伺う機会があり、自分の価値観や目指す働き方にフィットしていたことが決め手となり、入社を決めました。

運用保守とサービス提案の二刀流に挑む

入社後、最初に配属されたのはサービスネットワーク部サービスネットワーク部門保全ユニットで、国際電話サービスの運用保守業務に従事しました。ここでは品質確認のために、いろいろな国や地域に国際電話をかけまくるというユニークな業務が印象深いです。次に配属されたのは国内電話サービスの部署で、「これぞNTT」とも言えるレガシーなPSTN(公衆交換電話網)の運用保守に従事しました。

その後、音声系からネットワーク系に業務領域が変わり、法人向けVPNサービスの運用保守業務の担当になり、現在に至ります。設備の増設やマイグレーション、トラブル対応を通じてサービスの安定稼働を支える通常業務の傍ら、保守品質の向上や業務効率化を目的とした社内保守基盤やツールのメンテナンスにも携わっています

これまでの業務で印象に残っているのは、老朽化した社内保守基盤の更改を主導した経験です。10年以上前に建てられたサーバー群からなる基盤でしたが、OSが古いため脆弱性のパッチも当てられない状況でした。加えて基盤を構築した従業員がすでに引退しており、運用もままならない状態だったため、更改することになったのです。このプロジェクトでは属人化していた運用フローを刷新し、マニュアルや体制を整備することで業務の標準化を図りました。部署やチームを横断する取り組みだったこともあり、多くの従業員と協力して人脈を広げ、試行錯誤しながらも完遂できた経験が、現在の業務に対する自信につながっています。

入社以来、運用保守の現場、いわゆる“守り”の領域でひたすら経験を積んできましたが、dBEには、まだまだ私の知らない幅広い業務が存在しています。そこで一念発起し、2025年から自ら志願して新たな領域の業務を兼務しています。それは、“守る”という運用保守ではなく、お客さまにサービスを提案して受注につなげるという“届ける”業務です。この挑戦が、今後のキャリアアップに向けた大きな一歩になると考えています。

運用保守とサービス提案の二刀流に挑む

“まずはやってみる”精神で<br>未来ワーキングや提案業務にチャレンジ

“まずはやってみる”精神で
未来ワーキングや提案業務にチャレンジ

未来ワーキングは、交流のある先輩が参加していたこともあり、以前から興味を持っていました。そのため、今回メンバーにアサインされたときには、二つ返事で参加を決めました。活動においては、「会社の未来をより良くするために、検討から実証まで自由に取り組む」というテーマのもと、正解のない問いに向き合う日々を送っています。何かをゼロから生み出す難しさと面白さを実感しながら、通常業務とは異なる視点に戸惑うこともありますが、自分たちが本当に良いと思える施策を、自らの手で生み出していく試みには大きなやりがいを感じています。

現在取り組んでいるのは、社内のさまざまな情報の“見える化”です。特に力を入れているのが、社内の垂直方向の情報共有です。dBEでは、部署を代表する課長が参加する総括課長会議や経営者が集まる会議などが定期的に開催されており、そこで決まったことが部署やチームの各課長を通じて、一般の従業員へ伝達されるフローになっています。しかしながら情報の伝達には各課長の裁量や業務状況などが影響するため、従業員に届く情報量や粒度にばらつきが生じているのが現状です。そこで私は、業務に必要な情報はもちろん、それ以外の社内情報もすべての従業員が等しく把握できるような環境や仕組みづくりを進めています。今後も情報の見える化を軸に、同年代の仲間と切磋琢磨しながら、会社や従業員のより良い未来をつくるチャレンジを続けていきたいと考えています。

未来ワーキングに限らず、dBEには若手でも意見を出しやすく、主体的にチャレンジできる風土があります。コアタイムが無いスーパーフレックス制度が導入されていて、リモート勤務も可能なため、働き方の自由度が高く、自分のペースで働きたい方にはフィットする環境です。また、休暇が取りやすいという傾向もあるかと思います。私はワークライフバランスを意識しながら、充実した毎日を送ることを目指しています。とはいえ、現在は年休が余っている状況ですので、どこかのタイミングで休暇を取ろうと考えています。

今後の目標は、運用保守の現場で得た経験を生かして、お客さまの期待に応える提案ができるよう、日々学びを重ねながら成長を続けることです。そして、いつか自分らしいスタイルで価値を発揮し、会社やチーム、そして社会に貢献したいと考えています。

座右の銘は「思い立ったが吉日」です。サービスの提案業務に志願して飛び込んだのも、「まずはやってみよう」という前向きな考えからでした。これまで長く安定を重視にする保守業務に携わってきましたが、現在は変化を恐れず、新しいことに挑戦する姿勢を大切にしています。挑戦の中で得た学びを自分の成長につなげ、楽しみながら前進していきたいと考えています。

OFF TIME
休日は家でのんびりと読書や料理、掃除をして過ごすこともあれば、デイキャンプに出かけて自然に触れることもあります。インドアとアウトドア、どちらもバランスよく楽しんでいます。最近は料理熱が高まっていて、餃子づくりにハマっています。

小野 亜加利

PROFILE

小野 亜加利

2017年、高専で学んだITの知識やスキルを生かして、社会に貢献したいという気持ちを胸にNTTドコモビジネスエンジニアリングに入社。国際・国内電話サービスの運用保守を経て、法人向けVPNサービスの運用保守業務と、挑戦の場を求めて自ら志願した顧客提案業務を兼務している。

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