NTTコミュニケーションズグループ

田口 智之

PROFESSIONALS

人と人のつながりに境界線はない
それを貫く姿勢がシナジーの“環”を生む

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    IT業界の花形、法人営業の現場でたたき上げた気骨

    情報処理系の学生時代は、勉強よりも遊びを謳歌していた気がします。卒業後の進路はあまり考えていなかったのですが、父親がNTT勤務だった友人からの勧めもあり、NTT コミュニケーションズ(以下、NTT Com)の派遣社員としてキャリアをスタートしました。6年ほど法人営業の現場で働きましたが、結婚を機に正社員としての転職活動を開始。当時は社名が違いましたがNTTコムエンジニアリング(以下、コムエンジ)へ正社員としての採用が決まります。入社後、NTT Comに派遣され法人営業を続けることになったので業務内容は同じでした(笑)。

    法人営業では主に金融系のお客さまの通信システムを担当し、数億、数十億単位の大規模案件を扱っていました。私が働きだしたころは、良くも悪くも昭和の体育会系の雰囲気があり、「考える前に動け」と叱られるなど、今なら問題となりそうなこともまかり通っていました。

    法人営業時代の忘れられないエピソードは、とあるお客さまの事業合併に伴う本社移転と、全国にある業務センター集約のプロジェクトに関わったことです。拠点を効率的に集約してお客さまの新たなスタートに貢献する思いで取り組んだのですが、スケジュールが厳しく体力的、精神的に追い込まれ続ける日々でした。それでもチームメンバーと気持ちを高め合いながら納期通りにやり遂げたおかげで、お客さまとの信頼関係が強固になり、会社ではなく個人名で指名が入るようになりました。会社と会社ではなく、お客さまと私が同じ課題を共有し一緒に仕事を進めていく中で、強固な関係を構築できたことは非常に貴重な経験でした。

    その後、お客さまの営業組織とタッグを組んでビジネスを展開する、いまでいうB2B2Xのようなプロジェクトに関われたこともいい思い出です。約16年、過酷な法人営業の現場で揉まれたおかげで社内やお客さま、協力会社など、いろいろなプレイヤーたちとチームを組んで回していく力が身に付きました。とてもやりがいがある一方で、日々のストレスやプレッシャーも大きかったですね。おかげで、メンタルはガチガチに鍛えられましたが(笑)。

    キャリアアップに向けて未経験の人事業務へ

    長年、法人営業に携わる中、この先、ステップアップするために新たな業務にチャレンジしたいという思いが強まってきました。そんなとき、コムエンジの人事担当と面談する機会がありました。あとで聞いた話ですが、この面談がきっかけとなり、人事への異動調整が動きました。当時、私の選択肢には人事などバックヤード系の仕事はなく、勤まる自信もありません。「どうして私が?」という気持ちのまま配属が決まったのです。自分にとっては、まさに青天の霹靂でした。

    初めて飛び込んだ人事の世界は、まるで異国の地でした。会社の中枢で一般社員では知り得ない情報をもとに人事権を奮う現場では、特有の専門用語が多く飛び交っていました。チームメンバーと会話をしていても、意味が分からず、さっぱり話が入ってこないことがしばらく続きました。

    それでも仕事を続けていくうちに徐々に所掌範囲が広がり、業務が体に染みついてきました。私の主な担当業務のひとつに、社員との面談があります。面談を通して社員と言葉を交わし、社員を成長させるための将来的なプラン、人事を考えることです。社員の成長は、会社の成長につながっていきます。いわば社員にも、会社にも発展するきっかけを与える重要な仕事のため、日ごろから時間が許す限りみっちりと社員と話すことを心掛けています。相手のことを親身になって考え、より深層へ踏み込んでダイブする自分に気づいたころから、人事の仕事に対して熱い思いを持つようになりました。

    現在は約2,000人に及ぶコムエンジ社員の人事を担当しています。社員が新たな環境で仕事にやりがいを持ち、現場で活躍して、会社に貢献しているといった話を聞くと、「心底この仕事をやっていて良かった。もっと頑張ろう」という気持ちになりますね。

    たくさんの人をつなぎ、世界を変える人事担当になる

    たくさんの人をつなぎ、世界を変える人事担当になる

    いまでは人と接することが大好きになりましたが、本来の私は人見知りです。新人時代は初対面の人と話をするだけでも緊張して汗だくになっていましたが、仕事を通じて徐々に克服していった経緯があります。そして、人とつながっていく楽しさや喜びを感じるようになり、仕事のやりがいが芽生えていきました。それは営業から人事に移ったいまでも変わりません。

    現在の人事業務は、働き方改革やワークライフバランス、ダイバシティなど、一人ひとりの社員の個性や考えを踏まえた柔軟な対応が求められます。より個々の社員と向き合い、しっかり話を聞き、制度や育成などの部門内で緊密に連携しながら進めていく必要があります。そこで、私はつねに「めいげんそ」(明るく、元気、素直)な姿勢を心掛け、ポジティブな言葉で社員と接し、かっこつけずに腹を割って話すようにしています。そうすれば、相手も本音を話してくれるのです。

    社員の人生を左右する人事部門には、一見怖いイメージがあるのは事実でしょう。いまだに事業部門を訪問すると、一瞬空気がピリつくこともありますが、最近では徐々に薄れつつあると感じています。コムエンジでは、2020年度に「未来ワーキング」という施策が動き始めました。これは有志の社員が集まり、会社の15年後の未来を想定した理念やビジョンを一緒に考え、全社に発表していくという取り組みです。この施策には25名の社員が参加しており、それを人事担当の私が取りまとめています。この取り組みのおかげで、やや怖い人事のイメージが薄れているのかもしれません。

    会社は1つの組織ですが、その中にはさまざまな部門が存在します。今後の目標は、いま以上に各部門の連携を高め、全2,000人の社員の力を結集し、会社に一体感を持たせる「未来ワーキング」のような新たな取り組みを主導していきたいと考えています。たとえば、他部門の社員同士をマッチングするような、人事部門を起点としたDXを起こすことも不可能ではありません。いろいろな社員とつながって、いろいろな可能性を模索し、外部に発信していけば他企業との協業はもちろん、お客さまのDXを支援することも可能です。社内外の壁を取り払った大きな“人の環”をつくり、社会への貢献につなげていく人事担当を目指していきたいですね。人好きですので、生涯、人に関わっていく仕事を続けていきたいです。

    ◇OFF TIME
    コロナ禍で今はもっぱら家飲みになっていますが、わいわい集まってお酒を飲むことが大好きです。早く、以前のように飲みに行きたいですね(笑)。いまは3歳の息子中心の生活を送っており、ほぼ仕事以外はかかりっきりです。休日は、子どもが大好きなヒーロー物や恐竜などのイベントに連れていくことが多いです。

    田口 智之

    PROFILE

    田口 智之

    2005年にNTTコムエンジニアリングに入社。法人営業で鍛え上げた広く人とつながるコミュニケーション力を生かし、一人ひとりの社員と深く向き合う人事業務に携わっている。座右の銘は「一期一会」。社内、社外はもとより、プライベートでも人との出会いやつながりを大事にしている。

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