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⽬指せ未来の⾞両基地?
ロボットアームで⼦供の⼼をワシ掴み!④

イベントロボット

2023.08.31

⽬指せ未来の⾞両基地?<br>ロボットアームで⼦供の⼼をワシ掴み!④

Writer

クラウド・アプリケーション&ボイス部

大野 理望

ついに完成

前回、電車のおもちゃを持ち上げるロボットアームのグリッパー(掴む先端部分)を自作するという話題でした。
いくつか改善点が見つかったので改良、改良、また改良。ロボットアームは一日にしてならず~♪

列車の下部にアームの爪が入るかどうかが成功のカギの一つとなっています。列車の停止位置が多少ずれても確実に爪が列車の下に入るように、爪の間隔を列車の長さに合わせて再調整し、先端を尖らせて列車の下部に入り易いよう改善します。
もう1点は歯車部分のがたつき。アームがガタつくと列車を持ち上げるときに落としたり、置くときも不安定になったりするのでクリアランスを調整してガタつきを軽減。

試行錯誤を重ねて試作三号にしてついに完成!

予想外の嬉しい展開

ロボットアームの動作精度0.2mmはさすがで、結果としては想像以上の成功率(90%以上)で列車を持ち上げることに成功しました。途中から何のためにやっているのか忘れそうになりましたが(笑)、当初の目的のファミリーデーでも子供たちに喜んでもらうツールの一つになりました!

当日のイベントでは、実は主役の「子供たち」よりも「お父さん・お母さん」の方が興味津々で「これ、どうやって作ったんですか!?」と多くの方から質問をいただくという予想外の嬉しい展開も。中には、「家で遊べると面白いから、このロボットアームいくらするんですか?」という質問されたお父さんもいらっしゃいました(笑)。

とにかく無事ファミリーデーイベントをやり切って一安心。

今回は、持ち上げる部分に注力したので、動作に関しては列車に合わせて手動で動かしましたが、次回に向けては列車をカメラ映像で画像認識したら自動でロボットアームが動き出すといった機能も付けられたらと思っています。
今回はファミリーデーの企画での製作でしたが、グリッパーが自作できるようになるといろいろな分野で適用できそうです。

今後も、社内外を問わず活用していければと思いますので、何か面白いアイデアお持ちの方はぜひご相談ください!!

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