エンジブログ
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クラウド・アプリケーション&ボイス部
出島 淳
[ 実現化への道 ]困難な課題の解決
~ 何かしら解決案はある・七転び八起きの精神で 〜
この時点での課題は以下の通り
・先頭車にカメラを載せる
・車両間の配線の問題で走行性能が悪くなる
・20分で止まる
・子供でも組み立て体験ができる
・これを5セット以上作る
カメラの搭載はオリジナルの車両では空間が確保できないため、見た目そっくりの車体を3Dプリンタで印刷し、カメラモジュール自体もオリジナルの筐体を分解して取り出した基板を組み込めるようにした。
カメラの電池は搭載場所がないので2両目の電源車から供給することにしたが、カメラへは5Vを供給する必要もあり、さらに稼働時間が短くなることが目に見えていたので、単4電池をとりやめリチウムイオン電池に変えた。動作時間はカメラへ給電しても一気に1時間まで伸びた。イベント中電池交換しなくてよくなったのは大きな収穫である。
子供たちのことも考えて
走行性能の改善と組み立て体験のため、車両間の配線は小型の中継コネクタを調達して利用した。
子供の組み立て体験では、1両目と2両目の改造は済ませておき、3両目に組み立て済みのマイコンボードを車両内に搭載して車両の連結と配線(コネクタ接続)を実施してもらうことにした。
最初からリチウムイオン電池にしておけば附随車1両にすべて積めたかもしれないが、マイコンの車両と電源の車両を分けてあったので、子供が電源車を触っている際にショートなどを起こして怪我をすることも防げた。結果的ではあるが、不幸中の幸いである。
次回、イベントでの披露。